icon 櫛形山 icon


icon 山行日:23年07月22日

icon 山 名:南アルプス・櫛形山

icon 区 分:会山行

icon 形 態:ハイキング

icon 参加者:11名(男性:5名、女性:6名)

 
裸山の花畑 

裸山の花畑

 

icon コースタイム


7月22日天気:曇り

藤沢駅南口6:00=圏央道・中央道=甲府南IC=県道413・林道線=10:00池の茶屋登山口駐車場10:15-⑤-11:15櫛形山⑩-12:05裸山(昼食)12:35-13:00アヤメ平⑩-14:00もみじ沢⑤-14:50北岳展望デッキ⑩-15:20池の茶屋登山口駐車場15:40=19:50藤沢駅

行動5時間05分、歩行3時間55分

 

 

 

icon 山行の過程


圏央道~中央高速の渋滞のため池の茶屋駐車場到着が45分遅れた。駐車場はほぼ満車状態であったが、縦位置に2台駐車スペースを確保できた。登り始めは尾根までの150mの急登であるが、シモツケソウやグンナイフウロ、マルバダケブキ、ヤマオダマキ、センジュガンピなどの花々に励まされて快調に登る。

池の茶屋駐車場 

池の茶屋駐車場

シモツケソウ(バラ科) 

シモツケソウ(バラ科)

グンナイフウロ(フウロソウ科) 

グンナイフウロ(フウロソウ科)

マルバダケブキ蕾(キク科) 

マルバダケブキ蕾(キク科)

キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科) 

キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科)

センジュガンピ(ナデシコ科) 

センジュガンピ(ナデシコ科)

 

尾根筋に出ると、サルオガセの着生が著しいカラマツ林となり、時折混じるダケカンバの巨木に目を奪われる。櫛形山山頂(2052m)の2つのピークを踏み、霧の中の幽玄なカラマツ林を裸山に向かう。途中アヤメ平分岐では日本一のカラマツの巨木(幹周8.1m、樹齢400年)を見る。

日本一のダケカンバの巨木 

日本一のダケカンバの巨木

日本一のカラマツの巨木 

日本一のカラマツの巨木

カラマツを覆うサルオガセのベール 

カラマツを覆うサルオガセのベール

 

裸山で昼食後、ネットで囲まれた山頂付近の植生保護区を見て回る。鮮やかなピンクのシモツケソウにコオニユリやマツムシソウ、クガイソウ、カワラナデシコが混じるお花畑が広がる。アヤメも多いが花はほぼ終わっていた。ここは、クガイソウを食草とする絶滅危惧種(ⅠB類)に指定されているコヒョウモンモドキの生息地としても知られており。この日も3頭ほどの個体を見ることが出来た。再びカラマツ林を抜けてアヤメ平に到着。ここもイチヤクソウやクガイソウなどの花が多いがアヤメはむしろ裸山の方が多かった。この後、モミジ沢まで150mほど下り、急登を北岳展望台まで登り返す。北岳の展望はなかったが、曇り空で涼しく快適な登山が出来た事を感謝して、15:20に池の茶屋駐車場に下山した。

クガイソウ(オオバコ科) 

クガイソウ(オオバコ科)

コオニユリ(ユリ科) 

コオニユリ(ユリ科)

咲き残ったアヤメ(アヤメ科) 

咲き残ったアヤメ(アヤメ科)

裸山の警告板 罰金500万円! 

裸山の警告板 罰金500万円!

アヤメ平の碑 

アヤメ平の碑

北岳展望台 

北岳展望台

 

icon リーダーの感想


櫛形山は、標高1850mの池の茶屋駐車場から登れば、山頂まで標高差200mの軽登山である。しかし、裸山からアヤメ平を経てモミジ沢から北岳展望台を周回するコースをたどればそれなりの充実感は味わえる。また、ダケカンバとカラマツの巨木の宝庫であり、両樹種の日本最大の巨木を擁すること、アヤメやクガイソウなどの亜高山帯の花々が豊かな事でも知られる。今回の山行では、新人3名を含むメンバーにそれらを十分堪能してもらえたのではないかと思う。また、心配された天候も曇りで経過して、南アの眺望こそなかったものの、雨に降られずラッキーであった。

 
 

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Tag:南アルプス,ハイキング,
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