伊吹山、竜ヶ岳 
山行日:25年11月01日~02日
山 名:近畿・伊吹山、竜ヶ岳
区 分:個人
形 態:ピークハント
参加者:9名(男性:5名、女性:4名)
コースタイム
11月1日:伊吹山 小雨・濃霧、11月2日:竜ヶ岳 晴れ
11月1日:小田原8:07=ひかり633=9:47米原10:30=レンタカー=11:30伊吹山9合目駐車場11:40-12:00山頂-12:40 9合目駐車場(昼食)13:30=15:00彦根ホテル
11月2日:彦根ホテル5:30=6:30宇賀渓駐車場6:45-7:15遠足尾根分岐⑤-7:17ホタガ谷出合-7:28魚止滝⑤-7:50金山登山道分岐-金山尾根⑤⑩⑩ー9:50遠足尾根合流点-10:20竜ヶ岳⑩-11:00重ね岩手前11:25-11:30重ね岩⑩-12:15石榑(いしぐれ)峠⑩-12:45長尾滝への分岐⑤-13:25長尾滝⑤-13:38中道登山道分岐-14:14金山登山道分岐-⑩-15:00宇賀渓駐車場15:15=16:30米原駅(解散)
11月1日:歩行1時間、距離2.1km、上り142m/下り146m、11月2日:行動8時間15分、歩行6時間25分、距離11.2km、上り999m/下り1000m
GPSfile
山行の過程
11月1日(伊吹山):伊吹山は登山道崩壊のため麓からは登れず、伊吹山ドライブウェイ9合目駐車場から山頂まで標高差100mあまりを登る選択肢しかない。駐車場から登りは中央登山道、下りは東登山道を使って周回した。西登山道は工事中で通行禁止。中腹までは晴れていて紅葉がきれいだったが、山頂付近は濃霧で視界はなかった。
11月2日(竜ヶ岳):6:30に登山口の宇賀渓の立派な駐車場(1日500円)に到着。50台ほどの駐車スペースはまだ半分位空いていたが次々に車が入って来ていた。しばらく車道を歩く。遠足尾根の入り口を見送り、梯子を下りるとホタガ谷出合。木橋を渡り青い鉄の魚止橋を渡ると魚止滝の分岐で、滝を見にちょっと寄り道する。登山道に戻り花崗岩の岩場をへつるように進むと金山登山道分岐に出る。
金山尾根は岩場あり長閑な樹林帯ありと変化に富み面白いが、800-900mのあたりは急登だ。この急登を凌ぐと急に視界が開け、前方には竜ヶ岳のたおやかな山頂が、振り返ると伊勢湾が見渡せる。ここから遠足尾根との合流点を過ぎて山頂までは基本的には草地だが、所々に灌木帯がありそれが赤く色づいている。”赤い羊”と呼ばれるその正体は紅葉したシロヤシオだ。”赤い羊”を愛でながらなだらかな(最後はちょっと急)な稜線を進むと竜ヶ岳山頂(1099.6m)に到着。
風が強くなってきたので昼食は下りの樹林帯に入ってからということで、頂上稜線を先に進む。3つめのピークを過ぎると激下りとなり樹林帯に入る。シロヤシオの紅葉のほかにシロモジの鮮やかな黄葉が目立つ。重ね岩の手前830mあたりでやっと傾斜が緩み広い斜面で昼食とする。竜ヶ岳山腹の紅葉が美しい。昼食後、重ね岩で写真を撮って遊び、その下の花崗岩の白ザレを過ぎて石榑峠に出る。ここまで滋賀県側から車が入る。トイレもある。
閉鎖された車道をしばらく歩いて長尾滝への分岐から沢道に入る。ちょっとスリリングな徒渉やへつりを繰り返して長い鉄梯子を下りると長尾滝に出る。高さ20mほどの立派な滝だ。さらに沢沿いを中道登山道との合流点を経て40分ほど進むと金山登山道分岐だ。ここからは朝歩いた道を辿って、予定通り15:00に宇賀渓駐車場に帰着した。
リーダーの感想
竜ヶ岳は、沢あり滝あり岩あり、しっかりと登らされる尾根道あり長閑な草原の稜線ありと、1100m足らずの低山ながら非常にバライエティーに富んだコースでとても楽しめた。さらに紅葉が素晴らしかった。有名なシロヤシオの”赤い羊”は言うまでもなく、中部地方以西に分布し関東には少ないシロモジの鮮やかな黄色が美しかった。ただし、6時間以上歩ける脚力と徒渉やへつりをクリアできる技術力、コースの状況や天候の変化に的確に対応して装備を出し入れできる判断力が必要である。










