立山BCスキー 
山行日:25年04月17日~19日
山 名:北アルプス・立山BCスキー
区 分:個人
形 態:雪山・スキー
参加者:3名(男性:2名、女性:0名、会員外:1名)
※※※ コースタイム ※※※
(立山BCスキー
17日(木)
茅ヶ崎0400ー横浜もえぎ野0510ー扇沢村営駐車場0910
扇沢1030
室堂(2432m)1210/1230
室堂山(2668m)1335/1345
室堂1415/1420
雷鳥荘(2400m)
18日(金)
雷鳥荘0745
雷鳥平分岐(2300m)0815/0825
尾根中腹(約2650m)1035/1055 ?
大走り尾根下(2500m)1115/1125
尾根中腹(約2600m)1230/1335 ?
真砂岳下雪線(2830m)1440/1445
尾根中腹(Hさんと合流、休憩)1435/1510
分岐(約2300m)1525/1535
雷鳥荘 1645
19日(土)
雷鳥荘0920
分岐0925
一の越(2705)1120/1155
竜王岳肩(2840m)1235/1245
御山谷登り返し(2340m)
東一の越(2450m)1445/1455
黒部平RW駅(1830m)1535/1600
扇沢駐車場1715
(移動距離)約22km (累積標高)登り 約2000m、下り 約2650m
※※※ 山行の過程 ※※※
※※※ リーダーの感想 ※※※
自分にとっても20年ぶりの立山スキーツアー。森林限界上の無木立の起伏に富んだ地形はアルペン的で他に類を見ず、スキーでの登下降は無上の喜びでした。超ベテランのHさんと快速Mさんの間でなるべく連絡を取りつつ行動しましたが、どうしても前後が離れがちになったのに苦労しました。個人的には雪嶺の上空を翔ぶイヌワシに感激しました。
アルペンルートが開通したのでスキー山行で立山へ。同行は傘寿を迎えたH御大(他会)と脚の速いMさん。平日なのにアルペンルートには驚くほどたくさんの外国人。10時の便にようやく乗ったが通勤ラッシュ並みの混雑であった。
室堂に昼過ぎに到着。さすがに目の前の立山連峰は真っ白で美しい。足慣らしに室堂山に登り軽く滑降して室堂に戻り常宿の雷鳥荘に15時に到着。
2日目はあいにく朝からホワイトアウト。どうにか視界が良くなってきた頃をみて、真砂岳大走り尾根に向かう。途中真白な雷鳥を見かけた。直接真砂岳と別山の間の2750mコルに向かうことにしたが傾斜が強く途中Hさんが結構な距離をずり落ちたりしたので引返し、大走り尾根に取り付き再度シール登高。Hさんはさすがにペースが上がらず途中2500mあたりで休んでもらうこととし、Mさんと真砂岳に登る。上空に1羽イヌワシが舞っている。羽と腹の白斑がくっきりと見えており、まだ番でない若い鳥のよう。このころからようやくガスが切れて大展望が戻ってきた。
雪の量は少ないようで山頂下は露岩帯となっているので、滑走に映る。巨大な雪庇が発達した大日岳が思わぬ鋭峰として立ち上がり美しい。広い尾根をやや重い雪を蹴って滑走。称名川河床までおりてからブル道を登り返し、快適な宿に戻った。
最終日も朝はあいにくガスの中。少し視界が開けるまでゆっくりし9時過ぎに出発。一旦称名川まで降り、シールをつけて一の越まで登り返す。ここには室堂からの人も合わさり大勢の人。ここからH さんは直接東一の越へ向かってもらい、Mさんと自分は間近の龍王岳の肩まで登ってから御山谷に滑り降りた後に東一の越に登り返すこととする。軽くひと登りで龍王にたどり着き、ここから結構急な斜面を御山谷へ滑り込む。つい滑降を続けて高度を下げてしまった。雪渓がつながっているところで東一の越めざして登り返すこととするが、気温が高く雪が悪く難渋する。どうにか這松帯に登り着き、岩場づたいに夏道に乗ってようやく東一の越に到着。先行しているHさんを追いかけて急いでタンボ平の広大な斜面に滑り込み、ロープウェイに沿って黒部平駅直前で追いついた。思わぬ苦戦であったが下りケーブルカー最終便にどうにか間に合い、あとは混雑に巻き込まれて扇沢まで帰着。