西丹沢・神ノ川 伊勢沢
2018年6月30日(土) 晴れ
参加者数:3名(男性1名、女性2名)
日蔭沢橋P8:02―伊勢沢出合8:40~55―大滝下11:22―960m昼食12:36~52―995m二俣13:00――登山道15:01―原小屋平(1365m)15:18―地蔵尾根道標15:54―(絵瀬尾根)―伊勢沢出合18:36―林道18:49―日蔭沢橋19:18
歩行時間11:00、登り(沢出合→登山道)5:50(参5:40)、下り(地蔵尾根道標→伊勢沢)2:42(参2:15)
標高差825m、距離13.4km
日蔭沢橋ゲート前に車を置いて出発。30分くらい歩いて657m地点の赤い標柱から沢へ下る。太いロープがあった。途中で良く踏まれた右方向の踏み跡を下りたら堰堤の上に出てしまった。登り返して左側の踏み跡を下り堰堤の下の神ノ川に下りた。少し下流へ下り伊勢沢に入る。失敗。
少し薄暗い伊勢沢に入る。単独行の人が先に行く。10分程で釜のあるF1-二段7m。左をへつり一段目を登る。かなりの水量だ。二段目3mは左側にしっかりしたトラロープがあったので簡単に越えることができた。水が少ない時は右側が楽との事。
二段4mなどを楽しく登って行くと最初の難関F2-12m。ここは左のルンゼから巻く人多いが、難しくないので左側を直登。3m程上に新しいシュリンゲが有ったので中間支点として使わせていただく。ホールドもしっかりあった。この上は易しい。落ち口の木を支点として後続を確保。Wさんも元気に登ってきた。
小滝を登って行くと三ノ沢、四ノ沢出合。地形図では出合が離れているが、実際の沢地形は一緒であった。三ノ沢奥には15m程の滝が見えた。カーブを曲がると長いトイ状のナメ滝。右側をへつったり中に入ったりして楽しく越えていく。
ナメを登りさらに行くと倒木があるWを横にしたようなF3-二段17m。下段にはどういうわけかドラム缶が引っ掛かっていた。右側を登ると上部にトラロープが張られており楽しく登って行く。すぐにF4-45m大滝が見えてきた。すごく大きく雄大。水が多いので左のルンゼにも水が流れていた。大滝はⅢ~Ⅳ級で、二ピッチで登る人もいるが、今回は眺めるだけ。登るにはハーケンを持参する必要がある。
巻きは、手前の左岸ルンゼを20m登り左の踏み跡のあるトラバースルートに移りさらに20m程登ってトラバースして沢に下りる。トラロープが設置してあるが踏み跡が狭く怖い巻き道である。ガイドにある懸垂降下は必要ない。
五の沢3m滝やスダレ状滝5mを登ると二番目の難関F6-5m。左側のルンゼの上に立ち木があるので中間支点を取り、しっかりしたホールドがあるので楽しく登ることができた。落ち口が少し細かい。ここもロープで確保。
995m二俣を左俣に入る。すぐに3m+5mの直滝。5m滝は滑りそうなので左から巻いて懸垂で下りた。小さくも巻けるようだ。小滝を楽しく登って行くと二段3m+5mスダレ状滝。ガンモさんによると思ったよりも簡単で直登できるとの事であるが、水が多いため左側から巻いた。次の倒木のある二段3+5m滝は倒木を利用して登った。最後の三条5m滝は中央部を登った。ホールドがあり易しい。この上の1290m付近に湧水地点があり水がコンコンと湧いていた。こんな上に湧水地点があるなんてふしぎな気がした。
泥壁を登って藪こぎもなく登山道に出た。5:50の長い登りであったが充実した、楽しい沢登りであった。
下りは姫次から風巻の頭の登山道経由で下りる予定であったが、Nさんの提案で、地蔵ノ頭から絵瀬尾根経由で伊勢沢出合まで戻った。言われている通り小尾根があり道を間違えた所もあり難しい尾根でGPSの世話になった。次回は、コンパスでしっかり方向を確認して下りたい。暗くなる前に伊勢沢出合に下りることができて良かった。
二つの直滝を登ったため満足したが、少し時間がかかってしまった。一時間早く出発し余裕を持った沢登りにする必要がある。新規な沢は、滝登りやルートファインデングなど本当に楽しい。能力にあった沢を選択して登って行きたい。沢靴はアクアステルスが良く効いた。M社のシットハーネスは懸垂降下時に足が痛くなるので、ループハーネスが良い。
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