神ノ川 伊勢沢 
山行日:25年10月18日
山 名:丹沢・神ノ川 伊勢沢
区 分:個人
形 態:沢登
参加者:4名(男性:1名、女性:3名)
コースタイム
10月18日天気 曇りのち少雨強風:神ノ川 伊勢沢
7:50神ノ川ヒュッテ…神ノ川林道…9:10伊勢沢出合…10:10 12m滝…11:30伊勢沢大滝…995m右俣…15:20丹沢主脈(原小屋平)…15:50姫次(休憩)…17:00風巻ノ頭…18:30神ノ川ヒュッテ
歩行9.5H/行動時間10.5H/距離11㎞/標高差850m
山行の過程
・現地へ早く着きたいと乗った圏央道でまさかの事故渋滞。結局、予定を30分以上遅れての現地到着。昨年は閉鎖されていた神ノ川ヒュッテ近くの公衆トイレは使用できた。トイレ先に車を駐車して、ここから入渓地点まで約30分程度の林道歩きとなる。
・伊勢沢はルート中、林道からの入渓下降点も踏まえ、巻道や滝に所々フィックスロープが張られている。かなり怪しい代物であるが、フィックスロープがあるおかげでルート取りは明瞭。
・今回は、入渓後1時間で現れる12m滝、及び大滝を巻くが(12m滝も大滝も直登であれば左壁Ⅳ級程度のラインから攻められる)、その他の滝は快適に登攀できて楽しい。滝の多さもルートの充実度をあげている。
・大滝高巻き後は、今回、(春に反対側の原小屋沢から詰め上げた)原小屋平に出る右俣を選んだが、原小屋平に出たとたんに稜線上は強風が吹き荒れていた(予測できていなかった)。
・原小屋平から姫次、袖平山を経由して風巻尾根への下山道が思いのほか長く感じた(約2.5H)。予定時間からも大幅に遅れており、風巻尾根1000m付近からへッ電をつけ始め、林道に降りたときは完全に真っ暗に暮れていた。一般登山道であったので下山で迷うことはなかったが、地図読み下山路ではそうはいかなかっただろうと反省。
リーダーの感想
丹沢において行きたくても行けなかった伊勢沢。伊勢沢は後藤真一さんが丹沢五指に入る秀渓と紹介する通りで、今回はメンバーにも恵まれ、充実した遡行を楽しむことができました。
特に、沢の象徴である50m直瀑/天空の雲音滝と言われる大滝が実に圧巻でした。前衛の滝を詰めあがり、その大滝が雄姿を見せたとき、思わず皆で歓声をあげてしまいました。
今回、大滝は予定通り高巻きましたが、その高度感からザイルをフィックスして慎重にやり過ごすこととし、結果的にここでかなりの時間を要してしまいました(フィックスの際、30mザイルでは長さが足りず、途中でピッチを切らなければならなかったことが時間を要した原因。)。
また、今回も足の揃ったメンバーに恵まれ、リーダーにおいて不安になる場面はありませんでしたが、(日の長い夏場ならともかく)予定時間を大幅に遅れ、へッ電下山となったのは反省点でした(下山連絡のIさんにご心配をかけてしまいました)。朝方圏央道の事故渋滞、Sさんの忘れ物待機、及び大滝の高巻き等々で予定外の時間を要したのが原因ですが、大滝を巻き終えた時点で、(予定した本流右俣を詰めるのではなく)五ノ沢からショートカットで風巻尾根に詰め上げるのが、リーダーとして賢明な判断だったのではと振り返りました。
反省点はありましたが、今年の沢納めとしては、メンバーに恵まれ終始楽しく遡行することができて思い出に残る山行となりました。(リーダーが行きたいと言ったから付き合ってくれた!?)体力とセンスのある初心者2名を含めたパーティでしたが、ベテランSLのOさんが居てくれることで安心して遡行することができました。メンバーに感謝。















