icon 西丹沢・モロクボ沢水晶沢 icon


2019年9月10日(火) 晴れ

参加者数:4名(男性2名、女性2名)

コースタイム

用木沢出合8:40―山彦橋8:56―入渓点9:03―23mmモロクボ大滝9:25~39―水晶沢出合10:13―キメ岸沢10:31~44―5m直滝10:51―1034m間違い12:02~23―昼食12:23~48―1040m二俣13:05―登山道13:34―ナメクラ沢ノ頭13:49―1265m尾根分岐14:02―860m作業道14:58―山彦橋15:29―用木沢出合15:43

沢グレード 一級、ピッチG Ⅲ級 歩行時間6:38、標高差655m、距離 7.6km、累積標高+728m

*** 山行経過 ***

icon 台風15号の雨が9日朝6時まで残り増水が心配であったが、一日でかなり減ると推察し実行。山彦橋付近では水もきれいで登れそうと判断。堰堤を三つ越えて678m付近から入渓。モロクボ大滝に近づくとすごい勢いで落ちている。落ち口のルンゼから岩場を登りチムニーを登る。スタンスがあり昨年より易しくなった。チムニーは木の根に掴まって登った。WEBにあったフィックスロープはなくなっていた。今回はロープを出さないで登った。

モロクボ沢大滝23m、水が多い 

モロクボ沢大滝23m、水が多い

ルンゼからチムニーへ 

ルンゼからチムニーへ

チムニーを登る_最後は木の根に掴まって 

チムニーを登る_最後は木の根に掴まって

icon 右にトラバースして落ち口に出る。上の6×6m滝はあふれんばかりの水。右側の岩場から登った。上のナメはそれほどでもなかった。7x8mナメ滝は水の勢いが強くヒョングリとなりすばらしかった。堰堤⑥前の3m滝、6m滝は左側をへつった。結構スタンスがあった。堰堤⑥を越えると水も減ってきた。水晶沢出合を確認し、キメ岸沢に到着。このナメ滝20mを登り15m滝の様子を見に行く。角度も緩くスタンスも豊富で楽に登れた。上の15m滝は厳しく登れそうもない。左の斜面は45度くらいあり巻くのも難しそう。戻って遡行を続ける。

大滝落ち口 

大滝落ち口

6×6m、今回は右の岩から 

6×6m、今回は右の岩から

3mナメ滝 

3mナメ滝

7×8mヒョングリの滝と釜、右側を登る 

7×8mヒョングリの滝と釜、右側を登る

釜のある3m滝と堰堤④ 

釜のある3m滝と堰堤④

6mナメ滝と堰堤④、左をへつる 

6mナメ滝と堰堤④、左をへつる

キメ岸沢の20mナメ滝 

キメ岸沢の20mナメ滝

上の15m滝、巻きは左の斜面かな、厳しそう 

上の15m滝、巻きは左の斜面かな、厳しそう

icon 5m直滝は、本日は二条の滝になっていた。やはり水が多いのを改めて認識。左のルンゼから巻いた。Mさんがリードで確保、うまい。白ナメになると右俣の10m滝、普段は水がないのに今日は立派な滝になっていた。登攀意欲がそそられたが止めておいた。

左俣に入りナメを楽しんで登って行くと15m多段滝。水が多く立派な滝となっており、右側を登るが滑らずスムースに登れた。940m二俣、990m二俣と進む。S字滝8m、5m逆くの字滝、ナメ滝を楽しく登って行くと1030mの倒木が詰まった小沢。ここを倒木に惑わされて1050m二俣と間違い左に入ってしまった。磁石で方向を確認しなかったのが敗因。反省。

5m直滝、Mさんリード 

5m直滝、Mさんリード

右俣10m滝、左俣へ 

右俣10m滝、左俣へ

15m多段滝下 

15m多段滝下

下段を登る 

下段を登る

上段2mは右から 

上段2mは右から

S字8m滝 

S字8m滝

icon 泥沢を戻り、昼食を取って鋭気を取り戻し3m階段状滝から40m連滝を登る。1130m二俣を確認して詰めのザレ沢を登り途中から尾根に取り付いて登山道に出た。詰めはいつもつらい。登山道に出てナメクラ沢の頭を確認後、NYさんを先頭に水晶沢ノ頭下1265mから南東尾根を間違わずに下り、山彦橋に戻った。

*** リーダーの感想 ***

台風の後の沢で、少し増水しており滝は一段難しくなっていたが、SLのルートフアィンデングがうまく楽しく登ることができた。水晶沢は名前のとおりきれいな沢であったが、今回は倒木が多く少しがっかりした。しかし5m直滝の上のナメや15m多段滝はすばらしかった。40m連滝の手前で倒木に惑わされて支沢に入ってしまったのは多いに反省。今後新規な沢として雷木沢を登って見たい。

遡行図 

遡行図

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