表銀座~槍ヶ岳
山行日:21年07月29日~08月01日
山 名:北アルプス・表銀座~槍ヶ岳
区 分:個人
形 態:縦走
参加者:5名(男性:1名、女性:4名)
コースタイム
7月29日天気:晴れ一時雨、30日:晴れのち小雨、31日:晴れ時々曇り、8月1日:晴れ
29日:平塚駅南口6:10=安曇野(車回送手続)=9:45中房温泉P10:10-⑩-11:55第二ベンチ(昼食)-14:35合戦小屋⑩-⑩-16:30燕山荘(泊)CLはさらに燕岳往復(+1時間)
30日:燕山荘5:45-7:00大下りノ頭⑩-⑩-9:20喜作レリーフ⑩-10:00大天荘⑩-大天井岳往復-10:35大天荘⑩-11:25大天井ヒュッテ(昼食)?-⑩⑩-15:05ヒュッテ西岳
31日:ヒュッテ西岳5:50-7:05水俣乗越⑩-2595m⑤ー⑩-9:35ヒュッテ大槍⑮-11:10槍ヶ岳山荘⑤-11:40槍ヶ岳⑩-12:20槍ヶ岳山荘(昼食)?-飛騨乗越-13:50(2700m地点)⑤-14:20千丈分岐点⑤-⑤-15:20最後の水場-⑤ー16:20槍平小屋(泊)
8月1日:槍平小屋6:25-7:25滝谷出合⑩-⑤ー9:15白出沢出合⑮-10:10穂高平小屋⑤-11:10新穂高温泉(入浴・昼食)13:05=18:20平塚駅
29日:行動時間6:20 歩行5:20 30日:行動時間9:20 歩行7:40 31日:行動時間10:30 歩行8:45 1日:行動時間4:45 歩行4:10
山行の過程
7月29日:予定通り、中房温泉第1駐車場に駐車。車は安曇野のタクシー会社に下山地の新穂高温泉まで回送してもらう。合戦尾根の急登に取付き、ひと汗かいた第1ベンチで突然の雨に見舞われる。第2ベンチで雨の中で昼食。第3ベンチで雨は止み、合戦小屋では再び陽が射す。名物のスイカで活力を得て燕山荘まで一気に登る。夕食まで時間があったので、CLは燕岳(2763m)を往復して満開のコマクサの群落と槍ヶ岳の眺めを楽しんだ。
7月30日:大天井岳分岐まで上々の天気の中、表銀座の稜線漫歩を楽しんだ。分岐までのザレ場にはほぼ間断なくコマクサが見られ、チシマギキョウやヨツバシオガマなど盛夏の高山植物が満開であった。分岐から大天荘に向かい、大天井岳(2922m)をピストン。南側の登山道を辿って大天井岳ヒュッテに抜ける。途中ライチョウの親子に遭遇。ヒュッテで昼食後、コバイケイソウやミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロの咲き乱れるお花畑の道を辿って西岳ヒュッテに到着。
7月31日:西に槍・穂高の大展望を眺め、東に常念・大天井を染める朝日を仰ぎながら、東鎌尾根をまず水俣乗越まで下る。核心部の岩稜帯をイワギキョウの鮮やかな青色に励まされながらクリアして11時過ぎに槍ヶ岳山荘に到着。残念ながら雲が出てきて展望は無かったが、鎖場・ハシゴも問題なくクリアして槍ヶ岳山頂(3180m)を往復。昼食後、飛騨乗越から雄大な飛騨沢のお花畑の中を下り、沢沿いに槍平まで降りて槍平小屋に投宿。
8月1日:新穂高温泉まで飛騨沢に沿って下山。沢沿いの道はゴロが続いて中々難儀だが、センジュガンピやタマガワホトトギスが花盛りだ。途中の滝谷では峻険な北穂の眺めを楽しんだ。午前11時に新穂高温泉で回送された車を受取り、入浴・昼食の後、帰路に就いた。
リーダーの感想
ベテラン2名と槍初挑戦の2名をリードして、中房温泉から新穂高温泉までのロングトレールを無事踏破し、槍ヶ岳登頂も果たせたことは喜ばしい。盛夏の高山植物がまさしく百花繚乱で、特に燕岳から大天井岳分岐までの稜線はコマクサの群落が満開で素晴らしかった。なお、2日目の大天井岳への稜線でKさんが足を捻って転倒した。丁度その場に通りかかった安曇野在住の若くてハンサムな体育教師の方が親切に挫いていないか診てくれた。女性陣にとっては忘れられない思い出となったようだ。