森吉山・和賀岳 雨の花めぐり
山行日:23年06月24日~25日
山 名:東北・森吉山・和賀岳
区 分:個人
形 態:ピークハント
参加者:6名(男性:2名、女性:4名)
コースタイム
6月24日森吉山:曇りのち雨、6月25日和賀岳:曇り
6/24 東京駅6:32=こまち1号=9:21田沢湖駅9:30=レンタカー=11:20阿仁スキー場(昼食)=ゴンドラ=12:10山頂駅-12:50石森分岐⑤-13:10阿仁避難小屋⑩-13:40稚児平-13:50森吉山⑤-稚児平-14:20阿仁避難小屋⑩-15:10山頂駅=15:25阿仁スキー場15:40=17:20町家ホテル角館(泊)
6/25 ホテル4:00=車=4:55和賀岳登山口駐車場5:15-5:25登山口(甘露水口)-5:55ブナ台⑩-6:30滝倉⑤-7:15倉方⑩-8:05薬師岳⑤-8:30薬師平-8:55小杉山⑩-9:40小鷲倉(昼食)⑳-小杉山-11:15薬師平⑩-12:05倉方⑩-滝倉-13:10ブナ台⑩-13:45和賀岳登山口駐車場14:00=車=15:10田沢湖駅(レンタカー返却)15:35=バス=16:40黒湯(温泉グループと合流)
6/24行動3時間、歩行2時間30分、 6/25行動8時間30分、歩行7時間
森吉山
6月24日森吉山:歩き始めは曇りであったが、石森の手前から雨となり、山頂付近では本降りとなった。ゴンドラ山頂駅からの登山道は良く整備されていてなだらか。アカモノ、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、ヒナザクラ、イワカガミ、ガクウラジロヨウラクなど目的の花を愛でつつ、急ぎ足で山頂(1454m)を往復し、予定より40分早く山頂駅に戻った。
和賀岳
6月25日和賀岳:身支度等でスタートが15分遅れて5:15となった。甘露水から山腹の急登を30分ほど登ると尾根に出て、そこがブナ台。ブナの巨木の多い尾根をしばらく進んで、いったん谷に降りたところが滝倉で、小さな沢を徒渉する。そこから少し沢沿いを進み、急登を尾根に登り返したところが倉方。そこから薬師岳の主稜線までゆるやかな尾根道となり、ニッコウキスゲが姿をあらわす。前日の雨で濡れた笹が足元を濡らし、薬師岳・薬師平を過ぎて稜線を進むと、胸まである笹が刈られておらず藪漕ぎ状態となる。濡れた笹が体にまとわりつき、小杉山に着いた頃にはずぶ濡れになっていた。雨は降っていないが、ガスがかかって見えるはずの和賀岳の姿は望めない。藪漕ぎなどで予定時間を30分以上オーバーしていた。次のピークの小鷲倉(1354m)到着は9:40(登り4時間25分)。和賀岳山頂(1439m)までは残り1.4km、標高差は100m弱で、1時間30分ほどで往復できると思われたが、14時までに下山して田沢湖駅に移動し、15時35分の乳頭温泉行バスに乗る必要があったため、ここで昼食として、引返すこととした。藪漕ぎにも慣れて下山路は順調に進み、13:45に登山口駐車場に戻った。
リーダーの感想
森吉山は阿仁スキー場のゴンドラを利用したラクチン登山。雨に見舞われたが、”花の名山”の美味しい所は堪能できたと思う。
”巨木の山”和賀岳はロングコース。翌日の秋田駒ヶ岳山行の都合から、14:00までに下山しなければならなかったので、早朝スタートとしたが、稜線の濡れた笹の藪漕ぎで時間がかかり、想定内ではあったが、山頂を踏めなかったのは残念である。しかし、”熊の山”でもある和賀岳山塊を安全に歩き、ミズナラやブナの巨木、咲き始めの新鮮なニッコウキスゲの群落を見ることができたのは良かった。踏み入る人の少ないコースではあるが、この日は小杉山までピストン山行しに来た地元の横手山岳会30名に下山で追いつき、楽しく会話できたのも良い思い出となった。