八甲田山、岩木山
山行日:24年06月28日~30日
山 名:東北・八甲田山、岩木山
区 分:個人
形 態:ピークハント
参加者:6名(男性:0名、女性:6名)
コースタイム
6月28日(金)晴れ
青森駅集合 13:35-13:40 セブンイレブン前 13:45(酸ヶ湯温泉送迎車)=14:45 酸ヶ湯温泉(泊)
29日(土)晴れ
酸ヶ湯温泉(バス)8:40=8:50ロープウェイ(山麓駅)9:20=9:30山頂駅ー9:55 ー10:00陸奥湾展望台ー10:15分岐ー11:10田茂萢岳ー11:30分岐ー11:40ロープウェイ(山頂駅)12:00=12:10ロープウェイ(山麓駅)13:00(タクシー)=13:40青森駅14:01発電車=14:44弘前駅(買い物)16:50(バス)=17:30岩木山神社前ー旅館山陽(泊)
30日(日)晴れのち曇り
旅館山陽7:30ー岩木山神社前発7:50=(バス)=8:00嶽温泉8:20=(スカイラインシャトルバス)=8:50八合目9:00ー9:50鳳鳴ヒュッテ9:55ー10:40岩木山10:50ー11:45(リフト)11:55=八合目13:50=(シャトルバス)=14:15嶽温泉14:30=(バス)=15:15弘前駅(解散) 行動時間 2時間55分 歩行時間 2時間30分
山行の過程
28日(金)
各自最寄り駅より新幹線はやぶさで新青森駅へ移動し自由行動後合流
◆三内丸山遺跡見学:新青森10:52着―11:00(ねぶたん号)=11:15―三内丸山遺跡―三内丸山遺跡前バス停12:45(青森市バス)= 13:15 青森駅
◆ねぶたの家ワ・ラッセ見学:青森11:43着―ねぶたの家ワ・ラッセ
祭本番に出陣した大型ねぶたが常設展示されています。
29日(土)
8:40酸ヶ湯温泉の送迎バスで八甲田ロープウェーへ向かう。10分程でロープウェー駅に着く。ロープウェーから青森駅までのタクシーを予約しておく。売店では荷物を1個200円で預けられる。前日6/28(金)からの入山規制に伴い登山道閉鎖のため、八甲田ゴード(ひょうたん)ラインと呼ばれる遊歩道60分コース(約1.8km)を植物観察しながらゆっくり歩く。陸奥湾展望台を通り、三山ビューポイントでは、赤倉岳、井戸岳、登るはずだった大岳が目の前に広がる。田茂萢湿原では逆さ三山とイワイチョウ、イワカガミ、コバイケイソウ、アカモノ等の高山植物を楽しんだ。大岳へ向かう登山道には前日張られたばかりのロープと登山道閉鎖の看板が立てられていた。回り込んで行くと、下毛無岱がゆったりと広がった。
30日(日)
岩木山神社前から岩木山8合目までワンバケーシヨンバスで行く。8合目から歩き始める。鳳鳴ヒュッテまではマイズルソウ、ハクサンチドリ、スダヤクシュなどの花が見られた。初めて見るスダヤクシュは白い星形の小さな花でかわいい。鳳鳴神社を過ぎると急な岩のごろごろした登りが山頂まで続く。日曜日のせいか登山者が多い。山頂からの景色はパッチワークの畑や海岸線まで見られて素晴らしい。山頂は風が強くて10分間の休憩で下山する。急な岩場の登山道を慎重に下る。復路はリフトを利用して下山した。
*交通費1人当たり:
八甲田ロープウェイ往復 2200円 タクシー代(ロープウエイ駅~青森駅)2000円、バス(弘前~岩木山神社前)720円 ワンバケーションバス(神社前~嶽温泉~弘前駅前)1000円、スカイラインシャトルバス(嶽温泉~岩木山八合目往復)2000円
リーダーの感想
集合と解散時間を決めて切符は各自で購入して貰った。今回は大人の休日倶楽部パスが東日本5日間19000円位のがあり、新幹線、特急も含めて6回まで指定が使えて一番お得になる。
計画では、SLが宿とアクセスを調べ、報告書に記載ののコースタイム、山行過程は3日間担当を割り振り、6人全員で役割分担をした。
宿は、2泊とも温泉地で、1泊目の酸ヶ湯温泉は青森駅から送迎バスが何台も出てさすがの人気宿。混浴の千人風呂も女性の時間が夜と、朝8時からの1時間のタイムがあり、湯治場の部屋も和室で、食事も良かった。
2泊目は、岩木山の麓の嶽温泉は土曜日でどこも空きがなく、岩木山神社の近くで百沢温泉旅館、山陽館泊となった。素泊まりの宿であったが、昭和の雰囲気で、日活の石坂洋二郎の映画のロケ地でもあり、吉永小百合の写真が飾ってあった。
八甲田山では、3日前の25日、根曲がり竹を取りに行った80代の女性がクマに襲われ死亡し、その数日前からも近くで被害が数件あり、私たちが行った日は、青森県でもまだ協議中で、酸ヶ湯でも自粛して下さいとしか言えない状況であった。しかし翌日朝は、予定していた毛無岱コースも登山規制となり、ロープウェイからの8の字の散策コースのみ可能であったため、こちらを選択した。晴天で、風もなく、湿原の花が多く、目の前に赤倉岳、井戸岳、大岳の展望も素晴らしく短時間でも満足できて良かったと思う。後ろのメンバー2名は地元新聞記者からインタビューを受けていた。
岩木山はハクサンチドリは多かったが、お目当てのミチノクコザクラは登りで1個のみで、期待した山頂付近やリフト乗り場近くにはなかった。バスを降りた殆どの登山者は往復にリフトを使っていた。下ってから気が付いたが、11:50のシャトルバスに乗るためである事が分かった。登り下りで登山客が多くすれ違いが多かったのと、鳳鳴ヒュッテからは岩が多く急な登りで、山頂からの下りも慎重に降り、予定より時間を要してしまい、リフトで降りる事にしたが、11:55に着いて、予定していた11:50のシャトルバスには乗れなかった。
次のバスが2時間後の13:50だったので、新青森発から乗る予定の新幹線指定に間に合わないメンバーが発生してしまった。昭文社の地図のコースタイムにプラスしたつもりではあったが、限られたバスに乗るには、さらに余裕を持った計算、計画が必要である事が分かり、今後の計画に生かしていきたい。