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2020年8月30日(日)ー8月31日(月)

参加者:女性4名

 

***コースタイム・天候***

30日(日)曇り~晴れ

藤沢5:55=7:12大宮7:34=(新幹線やまびこ123号仙台行き)=8:30郡山8:39=9:01二本松二本松駅9:10=(車)=9:45奥岳登山口10:00―林道分岐10:20―⑤-五葉松平11:35-11:50薬師岳〔昼食〕12:20-表登山道分岐12;55―⑤―14:10安達太良山山頂14:30―15:10峰の辻15:15―15:55くろがね小屋

歩行時間4時間50分  行動時間5時間55分

31日(月)曇り~小雨

くろがね小屋6:30―7:15峰の辻7:20―馬の背7:55―⑤―8:40鉄山8:45―8:55鉄山避難小屋9:20―馬の背分岐10:10―10:30峰の辻10:35―⑤―⑳―11:50(外傷・出血手当)12:20―勢至平分岐12:30―12:40旧道分岐12:45―鳥川橋13:35―13:50奥岳登山口

歩行時間5時間40分  行動時間7時間20分

 

***山行経過***

8月30日

二本松駅で、那須から車で来たメンバーと合流し、車で奥岳登山口まで、予定していたバス、タクシーより早めに到着できた。ゴンドラリフト駅で身支度後、林道分岐からリフトの側の登山道に入る。霧雨で暑さと湿度が高いが、リンドウや、様々な花が咲き癒された。薬師岳展望台で昼食、青空が出始め、安達太良山山頂からは磐梯山と猪苗代湖、吾妻山と檜原湖が見え、狭い山頂で、多くの登山者が展望を楽しんでいた。安達太良山が初めてや、雪の時期しか着ていないメンバーもいて、山頂で晴れたことに感謝する。峰の辻に戻り、くろがね小屋への下りは、ゴロゴロした石が多く歩きにくい。くろがね小屋に到着後、さっそく乳白色の温泉に入る。コロナ対策で2人ずつしか入れない、シュラフとマット持参、ゴミも買ったビールの缶も全て持ち帰りの徹底ぶり、夕食はカレーと福神漬けのみだが、お変わり自由で肉が軟らかく美味しかった。

 
山頂への登り

山頂への登り

山頂から稜線

山頂から稜線

 
山頂から磐梯山展望

山頂から磐梯山展望

くろがね小屋に到着

くろがね小屋に到着

 

8月31日

天気予報は曇り、昼から雨で、予定の箕輪山から塩沢温泉はやめて、稜線を鉄山避難小屋まで行って、奥岳温泉に下山する事にする。5時半の朝食後、ガスがかかる中、昨日歩いた峰の辻まで登り、稜線に出る。沼ノ平方面は火山ガスで立ち入り禁止、風が強くなり、馬の背から鉄山への下りは狭く、赤土で滑りやすく緊張する。鉄山の三角点は登山道からそれた所にあった。リンドウが群生し、ブルーベリーや高山植物が多い楽しい稜線歩きも雨が本降りとなる。他の登山者に会うことなく、鉄山避難小屋でコーヒータイム後、稜線から峰の辻に戻り、くろがね小屋を通らず、勢至平、奥岳へ下る。樹林帯の狭い登山道が雨で滑りやすい。勢至平分岐に近づく途中で、トップのSLが、滑って笹の刈り払った枝の先に手を付く。出血し、テッシュで圧迫しても止血せず、すぐ救急セットから、水や、手袋、ガーゼを出し手当をする。30分程で落ち着き、勢至平分岐からは、狭い登山道を避け、滑りにくい広い林道を下山した。

 
くろがね小屋を出発 

くろがね小屋を出発

鉄山の三角点 

鉄山の三角点

登山道にリンドウ群生 

登山道にリンドウ群生

 
鉄山避難小屋に向かう 

鉄山避難小屋に向かう

鉄山避難小屋に到着 

鉄山避難小屋に到着

勢至平に下る 

勢至平に下る

 
 

***リーダーの感想***

安達太良山は6月頃のレンゲツツジや10月の紅葉、冬の雪山が良いが、コロナの時期で遠くの山はなかなか行けないので、小屋に温泉あり、1泊で行くには手頃と思い計画した。久々に会うメンバーとは、会の昔話や労山の事も話せて、共に、山を続けて来た古き山友はいいなと、再確認した。

 

***ヒヤリハット報告***

2日目、峰の辻から勢至平分岐へ下る途中、雨で滑りやすい狭い登山道で、トップを歩いたSLが、滑って笹の刈り払った枝の先に左手を付き、親指と人差し指の間に刺さった。出血多く、すぐに、救急セットを取り出し手当をした。汚れた傷口と手を水で洗い、ガーゼで圧迫固定し止血後、包帯で巻いた。運転可能なため、下山後は受診せず、翌日クリニックへ行った。診断は、縫合する程深い傷ではなく抗菌薬投与で、処置は、山でやったのとほぼ同様であった。

反省点は、笹が出ている場所は手袋が必要だったのと、お互い気を付けようねと声を掛け合えば良かった。

良かった点は、ファーストエイド講習会で習った止血の手当が役に立ち、メンバーが水、ファーストエイドキッドを取り出し、感染防止の使い捨て手袋を装着し、早急に手当ができた事。当事者は不安になるが、周囲のメンバーが、落ち着いて素早い手当ができる環境と、ファーストエイドキッドを装備することの重要さを痛感した。

 

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Tag:東北,ハイキング,
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