三原山
山行日:24年04月05日~06日
山 名:伊豆・箱根・三原山
区 分:会山行
形 態:ハイキング
参加者:10名(男性:3名、女性:7名)
コースタイム
天気:4月5日雨のち曇り、4月6日曇り一時小雨
1日目(4/5金) 熱海駅8:20=8:30熱海港(高速ジェット船)9:10=9:55大島(岡田港:元町レンタカー)10:06=10:30大島温泉ホテル(ガイドと合流)10:50-11:00三原山頂口(行動食タイム)11:20-13:20三原神社(山頂トイレ休憩・ガイドによるティータイム)-13:50展望台-14:30裏砂漠15:30-ジオロックガーデン-再生の一本道-いつか森になる道―こもれびトンネル-森ルート-17:30大島温泉ホテル(泊) 2日目(4/6土) 7:00朝食7:50出発=8:05桜株8:18=8:33泉津切通し8:48=8:51海浜植物群落鑑賞9:26=9:30都立大島動物園11:05=11:26筆島(カキハラ磯)12:10=12:20大関すし(昼食)12:55=13:00波浮港展望台13:25=13:37地層大切断面13:56=14:07大宮神社(スダジイ鑑賞)14:35=14:48ぶらっとハウス15:05=15:15べにや(スーパー)15:30=15:30ガソリン補充15:40=元町港へレンタカー返し=16:25高速ジェット船17:30熱海港着
1日目5時間
山行の過程
今回の山行は、部会の山行として三原山山行での地層から見る伊豆大島の成り立ちや大島ならではの海浜植物(天然記念物)の観察等を目的に企画した。昨年の下見では火山博物館で学ぶ機会を得られたが、現在は立て替えのため閉館中。島の植物に精通されたグローバルネイチャークラブ所属の西谷氏にガイドを依頼し、参加者の疑問に逐一的確な答えを頂きながら楽しく学ぶ生きた学習を行えた。
〇三原山頂口から山行を開始しパワースポットと言われる『三原神社』へ。本来なら鳥居の向こうに富士山を拝める筈が厚い霧に覆われた状態。天候が悪いため『お鉢巡り』を諦めて展望台を経由して『裏砂漠』へ。火山灰とスコリアで覆われたエリアで噴火の度に細かい溶炭の粒や火山灰が降り積もり黒い砂漠となったもの。『ジオロックガーデン』では霧の中からゴジラが出現。パホイホイ溶岩の形状や路上で見つけたヒキガエルの卵の異様さに一同驚く。『再生の一本道』から『いつか来た道』『こもれびトンネル』へとホテルへの道は溶岩地帯から樹海エリアへと続く。ガイドさんのご厚意で当初の予定には無い『森ルート』横道のジャングル地帯に分け入った。
○二日目は『サクラ株』を筆頭に『泉津切通し』『海浜植物群落』『都立大島公園・動物園』『筆島』へと順調に予定のコースを周った。『波浮港展望台』ではかつて賑わった港の情景に思いを馳せ、大島一周道路から突如現われた大自然の造形『地層大切断面』に歓声が上がった。筆島見晴台から『カキハラ磯』への移動ルートは、車道から外れておりわかりにくい。下見の記憶を手掛かりに筆島見晴台から徒歩7分ほど南東へ続く草地の通路を進んだ海岸側に見つけることが出来た。
リーダーの感想
○天気予報では10日程の雨天が続く中半に実施日が当たり、天気は期待薄だった。1日目は予測通り霧雨の中、震えながらの三原山山行だった。しかし、西谷ガイドのおおらかなお人柄や長年のガイド経験から悪天候の中でも無理の無いコースを柔軟に選択して頂いた。三原山での圧巻は、山の東側に広がる月面の様な漆黒色に覆われた裏砂漠。強風が吹抜けるため植物が育たず荒涼とした風景に圧倒された。長年伊豆大島在住の西谷ガイドの話には具体性があり、自然の変化により三原山の形容が様変わりする話に引き込まれた。
○今年は桜の開花が遅く、椿が例年より長めに咲いていることから、オオシマザクラとツバキの両方が楽しめる贅沢も味わえた。
○私は3度目の伊豆大島だが、季節やメンバーが変わることで改めて新たな島の発見を感じられた旅だった。2日目に11か所ほどを無駄なく周れたのは、ひとえにメンバー全員の協力があってこそだと感謝している。