奥多摩・矢ノ音~陣馬山
2019年1月7日(月) 快晴
参加者数:5名(男性1名、女性4名)
藤野駅8:40──9:00イタドリ沢ノ頭登山口9:05──9:45大沢ノ頭9:55──10:00イタドリ沢ノ頭10:05──10:50矢ノ音11:00──11:30明王峠11:40──12:25陣馬山13:55─(一ノ尾尾根)─15:20陣馬山登山口──15:50藤野駅
行動時間 7:10、歩行時間 5:00
藤野駅より左の線路沿いの道を進む。踏切を渡りトンネルを潜ると左側にカタクリ自生地がある。道の向かい側にある階段を下り人家を抜けると車道にぶつかる。右へ道なりに進み、登山口「虎杖(イタドリ)沢ノ頭」の標識から山道に入る。鉄塔を過ぎ初めは自然林だが、やがて植林の中の急坂となる。本日一番の急登でロープが張ってある所もある。大沢ノ頭で休憩後、一息でイタドリ沢ノ頭に着いた。ベンチがあり、冬枯れの木々の間から西側の展望が得られた。
イタドリ沢ノ頭から矢ノ音分岐までは、起伏が少なく穏やかな南面の道。分岐からは巻道を分け、ひと登りで矢ノ音山頂に着いた。山名表示は「吉野矢ノ音」となっている。南面は植林だが北面は自然林で展望がある。切株に座って休憩をとる。
以後は進路を北に取り明王峠に向かう。林道を横断し丸太の階段の登山道を登り明王峠に着く。峠という名が付いてはいるがここはピークであり、「藤野15名山」の一座にも指定されている。笹尾根を陣馬山に向かう。笹尾根の人気コースではあるが、平日のため予想したほど登山者はいない。
そして陣馬山に到着。快晴の空の下、360度の大展望。まずはお決まりの白馬の前での写真撮影。昼食後、無料案内人の方から山座同定講座を受ける。遠くは南アルプス・赤石岳から悪沢岳、金峰山の五丈岩、奥多摩・長沢背稜の山々、日光・男体山、筑波山、江の島と三浦半島と房総半島、大山から丹沢の峰々、そして富士山。陣馬山山頂からは最多162の頂が見えるというがその大部分が見えたのではないだろうか。予定滞在時間を大幅にオーバーしたが、満足な気分で、下山路の一ノ尾尾根を下る。長い尾根を下り、陣馬山登山口からは車道を藤野駅に向けて歩いた。
藤野15名山の一座であり風変わりな山名をもつ「矢ノ音」に惹かれて計画をした。昔日矢が飛び交う激戦の地であったかもしれないが、兵どもが夢のあと、今では訪れる人も稀な静かな頂だった。
寒中でありながら、風もなく暖かく快晴の空の下、陣馬山でボランティアの案内人に遭ったことは幸運だった。今までは知っている山しか山座同定ができず、他は曖昧だった。しかし彼は見渡せるどの山でも、即、教えてくれた。これほどまで思う存分、山座同定を楽しんだことは今までにあっただろうか。ボランティアの案内人に心から感謝している。
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