icon 常念岳・蝶ヶ岳(夏山集中) icon


icon 山行日:24年08月17日~19日

icon 山 名:北アルプス・常念岳・蝶ヶ岳(夏山集中)

icon 区 分:会山行

icon 形 態:縦走

icon 参加者:4名(男性:2名、女性:2名)

 
常念岳から望む槍ヶ岳 

常念岳から望む槍ヶ岳

 

icon コースタイム


天気:8月17日 晴れのち曇り一時小雨、8月18日 晴れ、8月19日 晴れ

8月17日(土)平塚駅南口 5:30=(自家用車)=8:30豊科南安タクシー8:50=(タクシー)=9:20一ノ沢林道タクシー折り返し地点9:25 - 9:55常念岳登山口⑤-10:18山ノ神- ⑩ ⑩⑩- 13:50 胸突八丁 -⑩⑩- 15:25 常念小屋(泊)

8月18日(日)常念小屋 05:10 -⑩- 06:55 常念岳7:20 -⑩⑩-9:20 2,512m 峰⑩ - 10:15 2,592m 峰⑩ - 11:35 蝶槍⑩- 12:02 横尾分岐 - 12:35 蝶ケ岳ヒュッテ12:55 - 13:05 蝶ヶ岳 - 13:23妖精ノ池-13:57 長塀山⑩ -⑩⑩⑤- 17:20 徳澤園-17:30徳沢ロッジ(泊)

8月19日(月)徳澤ロッジ 08:00 - 08:50 明神⑩ - 9:00明神橋 - 9:50 岳沢登山口 -10:04 河童橋⑤- 10:20 上高地バスターミナル10:35=(バス)=11:10 茶嵐11:20=11:30沢渡(入浴・昼食)12:50=(買物)=17:15 平塚

8月17日行動6時間 休憩55分、8月18日行動12時間20分 休憩1時間55分、8月19日行動2時間20分 休憩15分

 

icon GPSfile


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icon 山行の過程


8月17日:心配していた中央道の渋滞もほとんどなく、予定より30分早く豊科のタクシー会社に到着。自家用車を沢渡に回送してもらう手続きをして、一の沢までタクシーで行く。一の沢林道は7月初めの大雨で一部崩壊し、一般車は通行止めだが、タクシーは崩壊箇所の手前、登山口から1.5kmの地点まで入れる。登山口まで舗装道路を30分程歩き登山道に入る。この時点で予定より1時間先行。

一の沢林道崩壊地点

一の沢林道崩壊地点

常念岳登山口

常念岳登山口

登山道は、はじめ一の沢に沿って支流を木橋で越えながら緩く登っていくが、詰めの胸突八丁からは急傾斜となる。ミヤマアキノキリンソウとカニコウモリが花盛りだ。順調に歩を進めて、予定より1時間20分早く15:25に常念小屋に入ることが出来た。

一の沢を遡る 

一の沢を遡る

支流の渡渉 

支流の渡渉

木橋を渡る 

木橋を渡る

胸突八丁の急登

胸突八丁の急登

常念乗越(小屋)に到着

常念乗越(小屋)に到着

 

8月18日:本日は常念岳・蝶ヶ岳を越えて徳沢に下る長丁場なので、予定を早めて5:10に小屋を出発。常念乗越でご来迎の後、常念岳山頂までの400mの登りに取付く。天気は上々、槍・穂高の眺めが素晴らしい。登山道にはトウヤクリンドウが多い。

常念乗越のご来迎

常念乗越のご来迎

朝焼けの常念岳

朝焼けの常念岳

穂高岳連峰と槍ヶ岳の大パノラマ 

穂高岳連峰と槍ヶ岳の大パノラマ

常念小屋と大天井岳(左奥) 

常念小屋と大天井岳(左奥)

雲海とホシガラス 

雲海とホシガラス

山頂は間近 

山頂は間近

登りの後半からベテランのSさんの調子が上がらず、山頂には15分遅れでたどり着いたが、大休止して体調を整える。本日は蝶ヶ岳ヒュッテまでとすることも想定しながら、ゆっくりと慎重に岩場を下る。岩峰の終わる2512mピークの到着は予定より1時間15分遅れ。しかし、樹林帯に入る頃からはSさんの調子が少しずつ回復し、遅れを取り戻すまでには至らないが遅れの幅は小さくなってきて、蝶ヶ岳ヒュッテには1時間40分遅れの12:35に到着。徳沢までは標高差1100m、3時間30分(休憩込み)の下り。Sさんは”大丈夫行ける”ということなので、17:00までに徳沢ロッヂに到着することを目標に12:55に蝶ヶ岳ヒュッテを出発。

山頂から伸びる蝶ヶ岳への稜線

山頂から伸びる蝶ヶ岳への稜線

岩稜の下降

岩稜の下降

蝶槍 

蝶槍

ライチョウ 

ライチョウ

蝶ヶ岳山頂と蝶ヶ岳ヒュッテ 

蝶ヶ岳山頂と蝶ヶ岳ヒュッテ

徳沢までの登山道は良く整備されていて歩きやすいのだが、前半部は緩やかで中々標高が下がらない。逆に後半は急坂となり膝にこたえる。ということで中々ペースを上げられなかったが、メンバー同士励まし合いながら、目標より30分遅れの17:30に徳沢ロッヂに無事到着した。

妖精ノ池 

妖精ノ池

長塀山 

長塀山

徳沢ロッヂ 

徳沢ロッヂ

 

8月19日:徳沢の朝をゆっくりと堪能して、8:00にロッヂを出発。目の前の明神岳が朝日を浴びて眩しい。明神から先は梓川左岸がこれも7月初めの豪雨で崩壊して通行止めなので、明神橋を渡って右岸の遊歩道を歩く。左岸よりも時間はかかるが、岳沢分岐の”ミニ大正池”のような枯れ木が林立する沼の風景が素晴らしい。10:20に上高地バスターミナルに到着。沢渡(茶嵐)で回送してもらった自家用車を受取り、入浴・昼食後、帰路についた。

朝日を浴びる明神岳 

朝日を浴びる明神岳

朝霧の梓川 

朝霧の梓川

岳沢分岐の”ミニ大正池” 

岳沢分岐の”ミニ大正池”

 

icon リーダーの感想


一の沢から常念小屋に入り、常念岳・蝶ヶ岳を経て徳沢に下りる2泊3日の北アルプス入門コースを企画した。意図した通り新人2名に応募してもらったが、残念ながらうち1名は体調不良でキャンセルとなった。参加した新人のSMさんは、学生時代ワンゲルの経験がありその後も山行を続けておられるということで、このコースを歩くだけの技術と体力は十分であった。最後の徳沢への長い下りで足の筋肉が張りペースが落ちたが、今後山行回数を増やして行けば問題ないと思う。

ベテランのSさんの不調の原因は一つには山行不足・トレーニング不足と考える。2ヶ月ぶりの登山が、いきなり常念岳というのは無理があったのではないか。

しかしながら、最終的にはメンバー全員の頑張りにより、予定のコースを踏破できたことは喜ばしい。天候に恵まれ、少ないながらも秋の気配を感じる花々を愛でながら、終始槍・穂高岳連峰の雄姿を眺めるコースは素晴らしいものであり、雷鳥を見る幸運にも恵まれ、憧れの徳沢ロッジで一夜を過ごすことができたのも嬉しい経験となった。

 
サラシナショウマ 

サラシナショウマ

オヤマリンドウ 

オヤマリンドウ

ノコンギク 

ノコンギク

 

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