北アルプス:唐松岳~五竜岳
2018年8月3日(金)~8月5日(日)
参加者数:5名(男性2名、女性3名)
8/3(金) 晴れ
八王子駅8:02=あずさ3号=11:27白馬駅11:45=バス=11:55八方―12:10八方駅12:15=アルペンライン(ゴンドラ・リフト)=12:50八方池山荘13:00―14:05八方池14:20-⑩-16:50(雷鳥の散歩見物)16:55―17:00お花畑―⑩―17:40唐松岳頂上山荘(泊)
行動時間 4:40 歩行時間 4:05
8/4 晴れ
唐松山荘4:25―4:45唐松岳山頂5:05-5:20山荘(朝食)7:25-⑳(渋滞)-8:30牛首(後)8:40-⑩-10:40白岳(前)10:50-11:20五竜山荘(入室)12:20-⑤-13:55五竜岳14:15-15:35五竜山荘(泊)
行動時間 11:10、歩行時間 6:30
8/5 晴
五竜山荘5:45-5:55白山―⑤-7:20西遠見7:35-8:00大遠見8:10-8:50中遠見9:00-9:20小遠見9:35-⑤-10;20見返り坂―10:40地蔵ケルン10:55-11:15アルプス平11:20=テレキャビン=11:30遠見駅・エスカルプラザ(入浴・食事・休憩)14:15=送迎バス=14:20神城駅14:58=ワイドビューしなの84号=15:59松本駅16:31=あずさ56号=18:45八王子駅
行動時間 5:35、歩行時間 4:20
8/3(金)展望の八方尾根を登る
八方駅からアルペンラインでゴンドラから乗り継いだリフトは、足にふれそうな花の咲き競う中を上がって行くのだが、しかし今年は花が少ないようである。終点の八方池山荘から登山道に入り、第二ケルンを過ぎると右に白馬連峰、左に明後日に下る遠見尾根や五竜方面の山々を見ながら登る。やがて右下に八方池を見下し、池に下って絶景スポットから白馬三山を見上げる。
池からは人影もまばらになり我々は最終組に近く、追い越す人もほとんど無くダケカンバの巨木が茂る中を登って行く。左に大きな雪渓を眺めて遊びたいがパスし、丸山ケルンを過ぎると不帰嶮方面の大岩壁を見上げながら登って行く。次々と高山植物が現れるとあるが今年は花が少なく青空をバックに見上げる山々の眺めが素晴らしい。
やがて砂まじりの坂を登って行くと、久し振り雷鳥の親子が5羽散歩中に遭遇し、写真を撮りながら道案内されているように後からついて行く。右にようやく花々を眺め、ロープのある岩場を越して行きようやく山荘に着く。山荘からは正面に劔岳~立山の稜線を眺めながら夕食を待つ。
8/4(土)唐松岳~五竜岳
夜は星を眺め、今朝も天気は良く唐松岳の山頂で日の出を見るため小屋を後にして登る。山頂にて10分位待つと東の戸隠方面から快晴の空に真っ赤な御来光を見る。山頂からは360度の大展望で、劔・立山の山々と向かい合い一昨年、別山から眺めた逆の劔を見ることになった。また南にはこれから登るどっしりと大きく立ちはだかる五竜岳を眺めて山頂から下山する。
下山後山莊にてゆっくりと朝食後、今日は余裕もあるが牛首のクサリ場もあるため予定より早めに出発する。すぐに岩稜帯の牛首の下りで登りと先行のツアーがあって渋滞したが無事にクサリ場を下る。大黒岳から下り稜線沿いに登りきると白岳の分岐で、真下に赤い屋根の山荘を望みこれから登る五竜岳を見上げながら山荘に到着する。
山荘に入室して昼食後サブザックにて今日最大の急登に挑む。ガレ場では落石注意で、振り返ると五竜山荘の赤い屋根や今日下って来た唐松岳からの稜線を望む。頂上手前の岩場では慎重に登るツアー組で渋滞したが難なく通過して山頂に立つ。ここも360度の大展望で劔・立山連峰をまじかに眺め、すぐ南には双耳峰の鹿島槍を眺めるが待望の槍ヶ岳は霞んでいて望めなかった。頂上からゆっくりと下って乾杯し、夕方には部屋の窓から日本海に沈む日の入りを眺める。
8/5(日)遠見尾根~温泉・神城駅
毎日暑くて汗一杯のためテレキャビンで下った所の温泉に入ろうと、予定を早めて小屋を後にする。白岳を過ぎると急なやせ尾根でクサリもあるが、牛首のような急峻でないためクサリで下る。
遠見尾根も樹林帯に入るまでは展望が良く、後方には五竜岳と鹿島槍そして周回してきた八方尾根を眺めながら下って行く。西遠見を過ぎると平坦になって池塘ガ現れてくるが、登山道も以前のように泥濘はなく木道もあって大変歩きやすい。しかし今年は花期が早く花の群生は少ないようだ。
地蔵ケルンでは最後の展望を楽しみ、アルプス平駅までお花畑を下る。コマクサ園もあるが今年の花は小さいようであった。アルプス平駅からテレキャビンに乗り、遠見駅で下車してエスカルプラザの「竜神の湯」にて汗を流してゆっくりと食事・休憩する。ここから駅まで無料送迎バスがあって便利でいいが、駅はひっそりしたさみしい駅だった。
北に不帰嶮、南に八峰キレットに挟まれた名峰五竜岳、八方尾根から遠見尾根の周回コースで計画した。今回は連日好天に恵まれ、クサリ場などでは若干渋滞もしたが難なく通過できた。今年は花期が早くて花は例年に比べ少なかったが、台風前の好天で展望を楽しみ予定通りの山旅ができた。
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