丹沢・鍋嵐、宮ケ瀬尾根
2020年3月16日(月)晴れのち曇り一時雹
参加者数:6名(男性4名、女性2名)
土山峠8:55-9:05尾根取付き地点-10:10標高617.2M10:20-11:00標高597M-12:00能ノ爪(昼食)12:30-13:25鍋嵐13:40-14:20能ノ爪-14:35物見峠分岐14:40-15:05辺室山15:15-16:00土山峠
行動時間 7:05、歩行時間 5:55
予定のゴジラの背尾根からのコースは15号橋の完璧な封鎖で対岸への渡橋困難、土山峠に回った。
仏果山登山口駐車場に車を置き県道を土山峠へ向かう。土山峠の座禅石と満開の「春めきのサクラ」に挨拶して湖畔の道に入る。堤川の橋を渡り次の四十八瀬川の橋の右岸に赤テープと踏跡を発見、左岸の尾根にもそれらしき踏跡を見付けた。参考の記録では右岸から入り沢を右に横切って尾根に取付いていたが、目的の尾根は右の尾根につき左岸の踏跡に入る。30分程で宮ケ瀬湖を見下ろせる小高いピークに出て衣類調整。更に30分程で猿ヶ島と呼ばれる617.2mのピークに到着、ゴジラの背方面への分岐であることを確認した。
これより鹿柵沿いに下り、木の根や露岩の登り返しなどが続く。やがて597mピーク手前の分岐に到着、下山路を確認するが厳しい急傾斜だ。進路を南にとり鹿柵沿いに下り気味に行くと崩れそうな崖上に鹿柵が倒れていてその通過に緊張を強いられる。徐々に登りの傾斜が増し露岩や木の根の出た痩せ尾根などを経て高度を稼いで行くと上空の雲が厚くなり時折冷たい風が吹き抜けて行く。尾根筋は明確でチラホラと出てきた残雪の上には人の足跡は無い。出発時の時間ロスもあり熊の爪ならぬ能ノ爪に到着したのは昼時だった。冷風に曝され雪の残る山頂を避けて昼食の店を広げていると時折強風と共に雹あられが降ってきた。モミの葉の上の残雪氷塊が強風で振り落とされて頭上を襲う。
昼食を済ませ能ノ爪を経て鍋嵐へ向かう。鍋嵐への尾根に入りほど無く行くと残雪上に肉球と爪の足跡を発見、後日メンバーの一人が熊の足跡であることを確認した。鍋嵐へは小さな起伏と痩せ尾根が連続し日影側には薄く雪が残っていたので慎重に歩を進める。所要30分の所を50分程かけて鍋嵐に到着、山頂には鍋の絵の木札が掛かっていた。南峰を往復して暫し休憩してから下山を開始、間違い易いと言われる719mピークと能ノ爪を経て物見峠への一般路に出、辺室山経由の一般路を土山峠へと向かった。
宮ケ瀬湖畔の村道土山高畑線(建設中)の立入禁止処置は禁漁が目的で15号橋からもフェンスを大巻きすれば入れるとの情報がありゴジラの背尾根コースを計画したが、15号は橋中央部で完全封鎖されていた。已む無く土山峠に回り下山路に予定していた宮ケ瀬尾根から鍋嵐を登ることにした。
参考とした記録上では、ゴジラの背よりも宮ケ瀬尾根の方が痩せ尾根が多く変化に富んでいるとの情報もあり結構充実したVハイクを楽しむことが出来た。
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