丹沢・コシバ沢~鍋割山北尾根~ユーシン・雨山峠~檜岳
2018年12月28日(月) 晴れ
参加者数:2名(男性2名)
平塚駅5:30=(車)=6:30寄大橋6:40-⑩(コシバ沢経由)-8:40鍋割峠⑤-(鍋割山北尾根経由)-10:00オガラ沢出合⑩-11:00ユーシンロッジ(昼食)11:30-12:30雨山峠⑩-13:00雨山⑤-13:30檜岳⑩-⑤-15:10寄大橋=16:20平塚
行動時間 8:30、歩行時間 7:05
夜明けとともに寄大橋を出発。堂場平で休憩を入れ、1時間20分ほどで最初のバリルートであるコシバ沢に入る。940m地点の2本の木に巻かれたピンク色のテープを目印に右岸の巻道に入る。ここを見過ごすと崩れやすいナメ滝に行く手を阻まれるので注意が必要。巻道は急傾斜部分もあるが良く踏まれていて迷う所はない。2時間で鍋割峠に到着。
峠は北風が強く寒い。鍋割山への道を15分ほど登ると、左手のブナの木に赤ペンキで北尾根こちろの矢印が書かれている。ここも見過ごしやすいので注意が必要。本日の核心部の鍋割山北尾根バリルートの下りにに入る。すぐに旧鍋割峠に到着。現在の鍋割峠からここへ崩壊地をトラバースするルートもあるようでロープが垂れ下がっていたが、難しそうである。峠を登り返すと明るいオガラ沢の頭に到着。ここにもブナの木に赤ペンキで大きく右への矢印とその下に左矢印「沢道キケン」と書いてある。しかし、地理院地図では左方向に道がついているので混乱する所。ここは東丹沢登山詳細図に従って右の尾根を行くべし。風も止み、日光が射してきて気持ちの良い尾根下りを楽しんだ。
10時にオガラ沢出合に到着。予定より1時間30分も早い。ユーシンロッジまで歩いてゆっくり昼食を取り、雨山峠から檜岳(ヒノキダッカ)を経由して寄大橋に下りることとした。
雨山橋から雨山峠への沢道は基本的に右岸を進むが、一部倒木があって左岸へ回避しなければならない部分があった。12時30分に雨山峠に到着。雨山を経由して13時30分に檜岳へ至る。やせ尾根の急登が続くが一般道であり問題ない。
ここから檜岳尾根南東尾根ルートを寄水源地へ下る本日3番目のバリルート。まずは頂上を少し過ぎたピークから南東へ向かう尾根の降り口を探す。道標は秦野峠を指すものしか設置されていない。ピークの左手(南側)に広く開けた場所がありそこに薄い踏み跡を見つけ、それを辿ると大きな木に数色のテープを巻き付けた目印があった。そこから南東に尾根を下るかなりしっかりした踏み跡があり、やがて急傾斜の下りとなる。道は森林管理道も兼ねているようで、しっかりとジグザクに切られており急傾斜でも不安はない。1時間ほど下ると寄水源地の「成長の森」の看板とベンチのある場所に到着。そこからは自然観察周遊道を辿って寄大橋のゲート前に15:10に下山した。
コシバ沢の登りと鍋割山北尾根の下りの2本のバリコースを組み込んだ地図読みロングトレールにチャレンジした。熟達者のパートナーにも恵まれ、予定よりも1時間以上早いペースで歩けると予想できたので、雨山峠から檜岳を回り檜岳尾根南東尾根ルートを寄水源地へ下る3本目のバリルート追加した。
7時間を超えるロングトレールとなったが、全く道迷いなく全行程を歩くことができた。天気予報は晴れるものの低温と北風が懸念されたが、鍋割峠からの登りで強風に遭ってかなり寒いと感じた他は問題なかった。特に尾根道では風も無くポカポカ陽気の中、快適で静かな山行を楽しめた。
本年最後の山行。ルート設定が面白く参加した。上々の天候に加え、CLがルートを良く研究しており、また2人で歩調が揃ったこともあってすこぶる快調に進んだ結果、檜岳まで歩を伸ばすことが出来て、更に面白い山行となった。冬枯れに心地良い日差しが差す絶好のルートファインディング日和、1日十分に楽しんだ。
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